too much と too late
" 家にいたらポイント貯まるとか "
そんなツイートが目に入る。
「 いろいろ”溜まる”一方、なのかな... 」
心の中で私はつぶやく。
そして遂に
緊急事態宣言 発出。
TVでは、いよいよ頭上に迫った災いにどう抗うのか
モニターもしくはアクリル越しに日がな一日泡を飛ばす。
web上は言わずもがな。
施策の決断は、遅きに失したとの声が多い。
海に飛び込まなくてはいけないシチュエーションでの
国民性を表すジョークは結構知られていると思う。
ー みんな飛び込んでますよ ー
それが日本人に対するサジェスト。
また他国に比べ、極端に強い宗教勢力がないのは
" 世間 " がそれに当たるからだと聞きもする。
即決を要する局面になっても、政府は経済を最優先する事に並び
世論や他国の動向を伺い過ぎていたように思う。
あまりに大きな決断には躊躇もあったろう。
スピーディーに進めた小池都知事とは規模も違い
並べて語るには気の毒な部分もあるが
これまでの積み重ねもあって噴出している国民の声を
謙虚に受け止めて欲しい。
翻って私達は、この難局を乗り切れた時
非難する事で時間を無駄にせず
今後どのように世の中を進めたいのか
各々その為に知見を広げ、政に繋げていかなければ
次の災いには屈してしまうのかもしれない。
新たなウィルス出現のスパンは、実際のところ徐々に短くなっている。
too much そして too late にならないよう
現実をしっかり見て、より正しい判断をして行かなければ
私達の先はとても危うい。
あらゆる弊害の渦中に残る確率の高い若年層は
一番敏感になっていいはずだが
経験値を持たない故の行動をしがちであるのは、昔から変わらない話だ。
また、しっかりした親御さんのお子さんでも思いを及ばせるのが難しかったりするのは
世の豊かさの及ぼす予想以上の弊害なのかもしれないし
感心する若者の意見や行動も日頃見聞きして頼もしく感じる事も多い。
カテゴライズは、何にせよ
分断を呼び
混迷を深めがちだ。
憂える時間に代えて今すべきは、認識を深めてもらう為の具体策と
その手前の糸口を見付ける事に尽きる。
5年ほど前に聞いた、難民認定されない方の声が
突き刺さったまま
今も胸の奥底に響く。
ー 日本は銃声が聞こえないから よく眠れる ー
みんな、負うものも
そこに至った道筋も違うけれど
今やこの国でも
目に見えない夥しい数の銃口が向けられていて
全ての人が、いつまで続くのかわからない
不安の中にある事に違いはない。
そして政治もそうだが、 目の前に立ちはだかる問題の多くは
この難局に於いて浮き彫りになっただけだと
誰もが感付いているはずだ。
もはや目を逸らしては後がない事に気付きもしているだろう。
不満や批判は取りあえず脇に置き
きちんと情報は押さえつつ、できる事を建設的に進める。
最前線で命をかけて戦っている方々と
私達
それぞれの人生を無駄にしない為に。
早くから身構えつつ
政府がその時を逃さないないよう願っていた自分にも
過たず要請は来た。
私は頭の中に記していた ToDo リスト通り
地道に冬物の整理を始める。
度々病を引き合いに出すのはためらわれるが
そのあたりから描くようになって、3.11もあり
私は仕事中心に生きる事をやめた。
それを許される状況であった事は幸いだったのかもしれないが
当然の事ながら、現在 確実な金銭的保証があるわけではない。
しかしそれは、今安全域にあると思っている人々であっても
完全に担保されているわけではなく、ミリオネアでもなければ
皆不安定な状態である事に変わりはないのだ。
この危機的状況では、誰もが知る大企業でも大きな損失を回避できない。
そうでなくても以前からよく引き合いに出されてきたのは、
アップダウンの激しい米アップル。
身近なところである任天堂は、自ら浮き沈みが激しいビジネスと語っていて
直近では"あつもり"が品切れで抽選予約待ちと、活況を呈しているようだが
Libraが世界を一変させるのではないかと方々で語られたフェイスブックも
この先どうなるのか誰もわからないはずだ。
今回のような未曽有の災いのもとでは、甚大な影響により
良くも悪くも構造自体が変わっていく事は多いのかもしれない。
また、この禍が収まったとして
大小様々に争いも絶えず
激しいサイバー攻撃等、対峙すべきことは山のようにあり
これを機に多方面に悪知恵が働いていく懸念も大きい。
背筋が凍り付きそうな、警官・自衛官の罹患報告。
何波も続くという説はあちこちから発信される。
既に、致死率を高める方向に変異しているとの見方もあった。
気温が高くなる頃には収まるのではという当初の見解も甘かったようで
暑い時期のマスクの蒸れや、水分補給により危険度が高まるのは明白だ。
渇水となれば、手を洗う事もままならない。
真夏まで続いて電力不足となり、熱中症患者が増えたなら
医療関係のパンクはもはや免れないだろう。
できる限りそういった事態を招かないよう
柔軟かつ迅速に対応していく知恵と努力が必要となる。
不安材料は日々増えるばかりで
頼るよすべはあまりに少ないけれど
腹を決め、できる事とすべき事を粛々と進めるしかないのだ。
日頃 断片的なメモ書きをしているものの
激しく移ろう状況ではいつも以上にまとめ切れず
このブログをアップする時点で的外れになっている事も多いだろう。
― どこかに必ず道はある ―
SARS封じ込めの指揮を執り
現在、厚労省対策チームリーダーを務めている
押谷教授の表情は
どこか、自身にも言い聞かせているように映る。
気持ちを強く持ちながら
様々に闘い続ける方々を胸に
進むべき道を見定めなければと
私は思った。
ANAの業績を案じて、思わずサイトを開く。
仙台の七夕祭りも中止と伝えられた。
そんな中、米NBCは4月7日
" 歴史上 日本で最も偉大なオリンピアン " と羽生さんを賞賛。
つい先日には、ブライアンから「彼は元気だ」と。
良かった
元気なんだ。
それだけで充分と思いつつ、羽生さんの顔に付いた
モニター上の小さな埃を指で払う。
そして
数限りなく前にしているその表情を
改めて見つつ
彼が落ち着いて過ごせる環境にあり
少しでも幸せな気持ちでいられる状況である事を祈った。
でもね 羽生さん
もう少しだけ力を授けてもらいたいのです。
※念のため以下2行を後日追記
声だけでも、とか言う事ではなく
自分の描いた羽生さんから勝手に励みをもらったつもりで自己完結。
オートミール絡み第三弾。
買い占め当初の頃、空になった米類コーナーは今
全く揺るぎない感じで平積みされている。
片やオートミールの棚は、あの後またすぐに売り切れたままだ。
公表されているものはカロリーベースでの計算だからどうとか
しばしば俎上に載りながら、一向に改善されない食料自給率を思う。
このたびの休校問題以前から、飼料高騰と価格引き下げ圧力などによって
酪農家はずっと窮地に立たされていた。
度々取り沙汰されるバター不足も
いくつかの要因が絡み合い、解決は難しいが
離農する人がこれ以上増えれば
それでなくても低下の一途を辿っている生乳の生産自体が危ぶまれる。
食料だけでも問題は増えていく一方に思える昨今。
すぐできる事として、せめて
間断なく打ち出されるブームに乗り
様々な構造を乱す一因になるのはもうやめよう。
有事の際、熾烈な食料の奪い合いが起こる事態は避けたいよね。
穀類は何をどう使っても知恵と応用力さえあれば何とかなるけど
長い行列に並ぶ事で人生を費やしていては、窮状で生き抜く力は養えないしね。
そしてその時は
足元を滑らす、ひびの入った薄氷の直下に口を開け
待ち構えているように思えてならないんだよ。
かつてその列に並んだ事もある私は
そんな、伝えるべき事を
伝えたい人に
上手く伝える術を
知る事ができるのだろうか。
さて、前向きに行こう。
食料自給率の話を振っておいて
輸入に頼る食材を語るのは
また、いきなり振り幅がありすぎるのは
本当にどうかとは思うが
オートミールは災害時用にも、栄養価・簡便性・日持ちに於いても大変お勧めだ。
温かいものを常食とするのは勿論だが、夏に冷やしても美味しい。
リンゴのプレザーブとかヨーグルトにマリネしたレーズンを
ヨーグルトごと加えたりもする。
簡単なとろみ付けにも使える。
今は作る事もなくなったけれど、クッキーやパンに加える一般的な使い方も好きだった。
だが、好んだリ常食している人は自分のまわりにはいない。
なのに棚は結構回転している様子が、これまでも窺えていた。
どんな人が買っていくんだろう。
様々に国籍を持つであろう人達を目にしていたので
購買層はそのあたりかもしれないと想定していたが
今の状況下、その姿は消えた。
目にしたGuidableのアンケートでは この事態に
" 帰国を考えたか " と問い、7割近くが「No」と回答。
それが直結するわけではないけれど、もし留まっているのなら
あの棚のオートミール等買い込み、 籠っているしかないのかもしれない。
彼等はより不安を抱えていると思われるが
日本は今、感染爆発した欧米からの流入への対応が最優先事項であり
後回しになってしまうのは確実だろう。
しかし、多様化に潜む諸問題を
知らぬ顔では済ませられない状況も差し迫っている。
そこから
異国に留まっているのなら、羽生さんもまた
そう考えかけたところでやめた。
どこに居ようと彼は
彼自身を見失う事はない。
空気を戻そう。
羽生さんはカナダでも、基本的に日本食なんだろうと勝手に思い込んでいる。
" サラメシ " での栗原さんのチョイスは
アスリート的な栄養バランスで食事を摂っている自分にも共通する内容、と
勝手ににやけていた私。
そして彼への指導も同様になされているならと思えば
何だか筆(その実マウス)も進むというものだ...
この単純さは結構大切。
そこで、ソーシャルディスタンス啓蒙ロゴに乗っかり
自分のロゴでもテキトーに遊んでみた。
が。
Ⓐは実生活では点線枠以上離さなきゃいけないよ
Ⓑは繋がってるからソーシャルディスタンス的にはNGだよ
......
単にソーシャルディスタンスさせると、メガ企業のロゴであっても
本来の美しさは留め難い。
実生活に置かれた距離も、日常にはない違和感はさて置き
奇妙に美しくない実感がある。
各企業は、距離のお手本とするだけではなく
調和のとれた世界を取り戻せるよう
指し示した行動なのかな?
勝手にそう思ったけれど
どこかでそういった事を表明しているのかもしれないな。
ロゴは離しきれない私だが、実生活で1週間は籠れるよう
腕が抜けそうになりながら食料を調達した後、数日が過ぎた。
利用していたネットスーパーも配達地域の改変等があり
事態が夏まで続くようなら、脱退していない生協頼りとなるのか。
いや、倒れるまでは自分で何とかしないと。
いや、倒れたら
もういいかも...
そうだっ、まいちゃんがつい2日ほど前に再びヘアドネーションしたとインスタに。
身体は戻っていない感じに思えるものの
この状況でも笑顔を見せてくれている。
「一緒に滑りませんか」
だって!!
( 甲南大フィギュアスケート部へのお誘いなんだけど )
やだ、がんばろー♪
( 単純力 発動 )
羽生さん、申し訳ないけれど
もう一度励ましを下さいな。
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