春の化身を そこに見ている

 


開催が見送られたワールドの Gala で

彼は何を演じるつもりだったのか。




それが何であっても



慈愛に満ち、溶けゆくような


迎える美しい季節の化身の如きその姿を



私は描いたように思うし





皆の胸を打ち続けてきたこのプログラムを


やはり彼は



選んだのだろうと思っている。






先日、2019年度最優秀選手賞にあたるJOC杯に選出され

また一つ輝かしい経歴を重ねた羽生さん。




おめでとうございます。





数え切れない栄誉ある受賞にも驕る事なく、

これからも彼はフィギュアに邁進するはずだけれど


リンクが閉ざされている今は

集中して勉学に勤しんでいるのだろうか。







同様の状況下、塗り絵や手料理などの近況を伝えていたさとこちゃんは

初めての本を出版。





そしてノブくん


遅ればせながら、お誕生日おめでとう!





奥様はお料理上手な方のようで

メニューのチョイスも実に素敵だ。



いや、ノブくんも手伝ったか

もしくは自身で作ったものもあるのかな。





それにしても

料理の写真を見て号泣する事があるなんて。





現時点での胸中がどのようなものかはわからないけれど


ノブくんの道もまた

明るく開ける事を願い続けていこう。








しばらく話題の中心となっていた TOKYO 2020 の行く末さえも

脇に置かれるような 有難くない展開となっている今

世界は底知れぬ不安に苛まれている。



講じるための意見も様々に飛び交うが、専門外であっても山中教授の言葉は

シンプルかつ信頼に値すると思う。



 


「単なる批判というのはマイナス面が大きい

 プラスとなるリスペクトを持った批判を」


「ウィルスといかに共存するか」



これらも二元論に囚われない

柔軟かつ生産的で、あらゆることに応用できる考え方だろう。





説得力を持つ数字は明るい方向でも用いる、と言う事も

忘れられがちでありながら重要と思う。



政府やメディアはスピードも求められるなか難しいだろうが

そういった事もしっかり踏まえて、

それぞれが持つ影響力を正しく活かして欲しい。





そしてそれは、容易に発信できるようになった私達にも求められる。




大上段に構えたわけではないし、私は影響力を持たないものの



そんなこんなで こちらは元のシーンに基づき、

はじめに置いた背景からの編集で

夜桜のイメージなのだが

こういった色味は今選ぶには暗過ぎ

Gallery の選出から外した。



こちらもそう。



最終的には、Ownd と Wix、両Gallery とも、桜に即した色をベースに編集したが

Wix に置いた方にメッセージを込め


数作前に描いた「 ー Rayー そこからの 」に通ずる、未来が開けゆくような空間を

できるだけその場に広げた。




立ち上る空気感も出したいと試みた編集により(出し切れていない事はさて置き)

描き込んだ諸々は消えてしまったけれど


無駄になってはいないはずと割り切る。





何はともあれ

色や形のインパクトは侮れない。


前作の Wix Gallery ver. は暖色のラウンドフレームのため

こちらの Gallery とはかなり印象が違うと思う。




それらをアップした時から2週間が過ぎ

世界の状況は大きく変わってしまった。



今なら色以前に表情を、例えば口角を少し上げるとか

変えたくなければこのシーンは先送りにするとか


至らない頭で諸々考えを巡らせている事と思う。




とにかく無意識にでも暗い空気を作りたくはない。


他方から意図的に印象操作をされるのも御免だ。






様々な要因で地球全体がネガティブに沈む中

皮肉にも人の行動が制限された事によるとみられる

環境問題改善の報告が世界各地で上っている。


例をあげれば



中国ではぜんそくなど呼吸器系の問題を引き起こす恐れがある

NO2(二酸化窒素)濃度が激減。


「水の都」ベネチアでは、水上交通量がほぼなくなった結果

運河の水がきれいに澄んでいるという。




世界がかつてないこの局面を乗り切った時

これらの変化を元に、今まで掛けていた負荷を明らかにして改善に繋げ


せめてこの苦難の救いとしなければならないと思う。




また、これぞ極まれりといった皮肉な話になるが

イタリアと地中海を挟んで向かい合うにも関わらず

リビアでは内戦が続いているため国際社会から隔離状態にあり

感染者が確認されていないという。   ※3/15現在


総じれば勿論これは望ましい事ではない。






前田ゆかりさんの「羽生結弦の言葉が誰の心にも刺さる理由」

という記事がある。




そう、

羽生さんはその言葉選びと淀みない受け答えに対しても

あらゆる場面で絶賛され続けてきた。




芯が通っているから一貫して姿勢がぶれず


裏表なく正面で向き合い

根底には常に思いやる気持ちがあり


どんなに傷つく事があっても冷静に分析し

明暗・清濁全てを次に繋げているのだ。



そういった生き方に対しても、崇めるような想いがある。





だから前田さんが綴った内容には共感するばかりで

特に最後に記したこの一文が全てを物語っていると思う。



「自分に嘘をつかず、真摯にスポーツに向き合う彼が紡ぐ言葉は

これからも万人の心を捉えて離さないだろう」






こういった姿勢が国の中枢にあったなら

有事にも国民は動じる事も少なく、耐え忍ぶ事もできそうだが




この期に及んでの、首相夫人の "自粛を求めていた花見のような宴会ではない"

 とされる集まりと、それに対する答弁には眩暈がし

うっすらと、しかし纏わりつくような絶望感を抱かされた。



" お肉券 "の案に及んではフェイクニュースかと思ったら

 

なんだ、マジかよ...






今現在、不要不出の外出を控えるよう呼びかけられているが

私自身はかなりのインドア派でもあり、それ自体に困惑はない。


常食のオートミール(カナダ産 ! )の欠品が続いているのはちょっと痛いけれど

別な何かを食べればいいだけの話で、インスタント麺等はそもそも摂らない。


また、もとよりミルクティーとラテやカフェオレでお腹の1/3は満たしているので

( たまにお腹からちゃぷちゃぷと音がする... )

日に1Lの牛乳を始め乳製品は自制が必要なくらい消費してきた。




感染に注意するよう医師から指導されているため

以前から潔癖寄りの行動が基本だったし


公私共に一日中パソコンの前にいるため、それ以上目を酷使するのは避けたい事もあり

基本的にwebに繋がるのは出勤前の2~30分程度だけなので

世の不穏な動きにもあまり影響を受けない。



それでも街の空気で通常にない何かは感じられ

大事があれば誰かが口にする。



だからと言って、お子さんや高齢・障害等を持つ方と生活を一にする場合に

備えなければと焦りを持ってしまうのは無理からぬ事と思えるし


高齢の方が焦燥感に追い立てられ、買い物に走るのも理解できないわけではない。

( 促されるままスマートフォンに移行したところで

 ほぼガラケーの延長線上でしか使わない向きが多いもの )



しかし買い溜め目的のさなか

悪びれもせずインタビューに答える人が多いのには戸惑いがある。


それは仕込みだと言う人もいるけれど、本当のところは私にはわからない。




日本では今、飲酒人口も購買意欲も大幅に減り

ミニマリスト(もしくは目指す人)が増えたりと

かつてとは状況が著しく異なっている。


政府が相も変わらず幻想しているかつての消費行動に比べれば

外出を控える事による影響はまだ少ないように思うのだが

実際のところはどうなんだろう。



それでも消費しない事によるダメージは

これ以上ないほど明確になったわけで


先細りの消費に頼る景気対策を

いい加減根本から考え直す契機としなければ

もはや先は望めないように感じている。




それと政府主導のNISAやiDeCo、企業型401Kも

都合よく転嫁させているだけではと訝しく思っていた。


資産形成の方法にも私は全く疎いけれど、


有事の際には何の保証もせず

国で賄えないからと押し付けるようにしか思えなかったそれらに

多くの人が傾倒していったなら


大きな災害が起きた時、かつては手を差し伸べていたはずの人達が

株の事を優先するのではないかと憂慮していた。




企業を応援するというそもそもの姿勢で

鎌倉投信などは頑張っているかもしれないけれど


一般には資産形成の手段のみとなっているのが現状で

今はクラウドファンディングで応援部分が代替できるようにも思う。





政府の働きかけに応じて恐る恐る投資を始めた人達は

この世界的な株価の激しい乱高下を前に

どうしているかは想像に難くない。




全て私の知識が足りない故の杞憂でしかないならいいけれど


いきなり収入が途絶える今のような状況に

そういった事でダメージが重なっては


立ち直りようがないではないか。





それにしても、ジャッジのあれこれをぐだぐだ書いてきて

またこんな風にぐだぐだではやっぱり良くないな。



反省して

次に臨みます。