Journey


フィギュアスケートのアイスダンス日本代表として

オリンピックに3度出場した

米国出身のクリス・リードさん(30)が

米デトロイトで死去。死因は心臓突然死。

日本スケート連盟が17日発表。




この一報を

私はなかなか飲み込めなくて



その後は涙が止まらなくて



すべき事を放り出し

web上をひたすら彷徨った。






いつも一所懸命日本語で答えようとしてくれて

度重なるケガに苦しんでもいたクリス。




ー 日本の


アイスダンスを


ニューエイジにする


あたらしい


むずかしい


ジャーニーのはじまり ー



キャシーと共に進めようとしていた後進育成への道を

自身のブログに綴り、楽しみにしていたというのに。





現在の状況を鑑み

葬儀はリアルタイムで配信されたという。






クリス


あなたの事を



ずっとずっと、忘れません。




だからどうぞ安らかに。





彼は望む道を絶たれてしまったけれど

これからはフィギュアの行く末を見守ってくれるだろう。



あまりにも早すぎる旅立ちは

そんな風に思わなければとてもやり切れない。



そう思っていたところへ


「クリス・リード記念基金」が

寄付型クラウドファンディングとして創設されたとの話が流れてきた。





その想いは

きっと次へと引き継がれていく。



クリスの journey はこの先も続くのだ。








かつて一緒にツーリングした人も

30を迎えてすぐに亡くなった事を思い出す。



父は30半ばで、


父と同じ入院先で、ギターを奏で歌ってくれた青年は

もっと若くして逝ってしまった。




その時私はまだ幼稚園児で

父の記憶もぼやけてしまったけれど


その歌は鮮明に覚えているし


父のフレームのそばに

今もギターを携えた青年の遺影があり


今も変わらず

母は手を合わせ続けている。







死は思いがけず早めにやってきてしまう。



私は病を得てから、より終わりを意識し

考え方がかなりシンプルになった。




その時はすぐには来ないはずだ。

それにこんな事を語る人間に限って長生きするものでもある。



そんな風に

死をネガティブに捉えてはいないつもりだった。





でもこの訃報を受けてから


なんだか少しぼんやりしている。





「僕の契約相手は国民です」

度々そう口にしていたという赤木俊夫氏の無念さや



昨年、Juice Wrld に

決して望ましくはなかった最期を迎えさせてしまった闇と


Lucid Dreams そして Shape Of My Heart が



ぐるぐると頭の中を巡っている。








もうすぐ私の周りでも

桜は変わらず咲くだろう。



毎年よく見ないまま、うっかり過ごしてしまうこの季節。


今年こそちゃんと足を止めて

目に焼き付けよう。







前ブログをアップしてすぐ

やはりクリケットもリンクを一時的に閉鎖した。




ワールドの只中だったはずの今

羽生さんはどうしているのかな。




明日その時がやって来たとして、私が後悔するとしたら

彼に関する事だけに違いないと



今は思う。




だから出来るだけそうならないように、彼の journey を

皆の最後尾でも一所懸命付いて行こう。




先日伝わって来たスコット・ラッセル氏のCBCインタビュータイトルは、そう

 " Figure skating star Yuzuru Hanyu shares his emotional journey to becoming world's best "




羽生さんは飽くなき挑戦は

続くのだから。









前回アップする際 編集が甘かった画を

差し替えるべく、急ぎ再編集したけれど


今回貼るのがいいように思えた。



どちらの画もぼんやり具合が

今の心情にリンクしている。





心が沈みがちな今

できるだけ楽しいものを見聞きしようとして

実際、お腹を抱えて笑う事もできるのに



どうしてまたこんなにも

心は沈んでしまうのか。





それはきっと世界が今こんな情勢だからで

そっと吐露する事を許して頂ければと


また上の画を今回の内容に添わせるのを

快く思わない方もいらっしゃるかもしれないけれど


ガーベラは鎮魂のモチーフとして使わせて頂いており

お許しいただければと願う次第です。