親子にも夫婦にも 国家間にも通ずる



全くもっておこがましい言い方になるけれど

私の繰り言を集約してくれたような話を耳にした


それは



2017年から国連事務次長で軍縮軍部のトップである

軍縮担当上級代表 中満泉氏の提言で


遠くの事と捉えられがちな国際問題に対する

個々人の向き合い方だ






核軍縮問題に限らず 気候変動でも格差や難民問題でも

様々な国際問題を身近なところで話し合って欲しい



日本は島国であり

国際社会の荒波にもまれているような日常ではないかもしれないけれど

世界全体が危機的状況にある時代を生きているので



自分事として変えていくために何ができるのか身近なところで話し

自分が興味のある分野で何ができるのか すべきなのかを考えて

行動に移していく




そういった事が全部繋がっているのが国際社会であり

課題を乗り越えていくという事だろう




※NHKスペシャル

混迷の世紀 巻頭言2023

世界は平和と秩序を取り戻せるか

より




火薬や核兵器に続く第三の軍事革命と呼ばれる

LAWS(通称 殺人ドローン)は 米中露が開発済で


リビアでは既に使用か との報告もある



この抑制を主導しているのが中満泉氏で

対人地雷などの非人道的兵器を国際法で規制するCCWに

このLAWSを入れ込んで軍需産業での開発を止めようと

尽力し続けている人だ


LAWSが市場に広がってしまえば

昨年末 徹子の部屋に出演した際 話題となった

「来年は新しい戦前になる」という

タモリさんの発言のような世界情勢が

より加速してしまうだろう



そしてそれが阻止できるか否かの瀬戸際だとも聞いている




同番組内にあった 元駐ソ アメリカ大使 ジャック・マトロック氏のこちらの言葉も

諸問題に通じるはずで


多くの人が念頭に置けたなら

困難であろうが未来は続くのだと思う





全ての論争が親善で解決できるわけではないが

対話をなくせば外交のチャンスはなくなる



ひどい事をしている(と感じても)

他国の指導者を単に否定するのではなく


その意味を理解しようとしなければならない






また 話は飛ぶようだが

浮気についてのこちらの話では


マトロック氏と共通するものを

底に置いているように思う



※ 当然 基本はやってほしくないけど という思いはありながら


“ いろんな事してもらったし いろんな事乗り越えてる前提がありつつ

もしそんな彼に好きな人ができたとしても その事だけを見て

彼を拒絶したり否定したりはしない “


“ 私自身が夫の全てを満たす事はまずできないし

心の中で起きてしまった事は仕方がないと思いながら

彼がどういう風にしたいのか一緒に考える “





また 脳科学者である恩蔵絢子さんの日記には


“ 完璧だった母から認知症になった母まで

すべてを見届けてから母と呼びたい “ と

受け入れてくれた母親に対する思いが綴られていて


受容する事の大切さが伝わってくる







そうは言っても 身近で軋むあれこれに

寛容な対応をするのは とても難しいわけだが


まずは目線を合わせて 対等な意識で考えようとすれば

望ましい展開が広がると信じて進みたい







上述した番組の冒頭では

子供用の軍服や戦車形のベビーカーまであると ロシアの現状も伝えていた



このような事に対する思いは自然と思うけれど 

感情は一旦脇に置き まずは俯瞰し

大局的に解決策を探って行かなければ


望ましい未来には繋がらない




保護猫を飼うサブスクへの炎上もあったようだが

多様な案が寄せられれば 良い方向に持って行ける事もあるだろう





そして幾重にも問題を抱えているのは こちらの案件


― 京都大学大学院の研究グループが作年開発したヒト型ロボットERICAは

声の大きさや特徴に応じて様々なトーンの笑い声で反応する

(会話データから笑い声を周波数などで判断し 同調笑いをする仕組み)

これをNHKがツイートしたところ

アンドロイドがなぜ「媚びるように話す」「若い女性」なのかと炎上 ―


研究のサイトでは ERICA開発研究の成果ポイントとして

「見た目は美人顔の特徴を参考にコンピューターで合成され......」と記載し

ルッキズムへの偏向やジェンダーへの認識の変わらなさが そこに露呈している




既にSiriなどのスマートスピーカーも 女性の声と名前がデフォルトである事に

今の時代には当然の話だが

ジェンダーバイアスを孕むとの批判が寄せられており


高名な大学の研究グループがそれを知らなかったとも思えないし

知った上でとなれば 時代を舐め過ぎている





更に言えば 研究自体をより良い活かし方にシフトしないと

投じられている国税も無駄になりかねず


見識を広める必要性と

税金の使われ方の責任は誰にもある事を痛感する








また 昨年亡くなった宮沢章夫さんが

日本のサブカルチャーを説いた2014年のアーカイブにあった

「検索の最後に出た結果も見る」という点が


プラットフォームが乱立する時流に飲み込まれないためでもあり

現社会を知る鍵の一つと思う






その場では 市川紗椰さんの

「ネットの普及で新たな文化や発見が探しやすくなったかと思いきや

SNSの発信で(知ったつもりになり そこで)終わってしまう」との話もあったが




多くの人々が アルゴリズムの支配に気付きつつ

それを厭う事もなく


“乗れている” と乗らされ

その感覚に酔っているかのようだ





「何に対してもその根源を知る事が大切」とアーカイブは締められたが


その言葉が必要な人達に届けるのは かくも難しい













私がブログで度々採り上げさせてもらっている 立民の小川淳也氏は

2023最初の朝生で


― 現在の日本では リタイアした世代の人口が若者世代の3倍で

今後も確実に減少して行くなかで昭和のような経済状況を再現できるはずはなく


そのようなGDPの拡大による経済成長を追うのをやめ

適正な課税と歳出で再分配し 教育などを底上げしていこう ― 


と説いていた




その後 日本の経済活性化について振られた三浦瑠璃氏は


資産が増える可能性が感じられない不安への防御意識が強い高い国民性は

財政出動などで変わる事はなく 結果大きい利ザヤは海外へと流れるばかりであり


GXで金融についても取り組み 国民全員が負担した中で

一部(多くは富裕層)だけが潤う現状を

平等に振り分けられる仕組みにして行く事を提案した



二重課税で 逆進性の問題も大きいはずの消費税について

小川氏は「将来的に25%まで増やす事が必要」としていたので

意図の詳細を知るために検索してみたが


これまでも同様に発言してきたらしく

その一部を拾っただけの 雑な反応ばかりが上がっていて

別のワードを加えても 辿り着けなかったので

今後も追っていく




小川氏は地球環境が耐えられるあたりで

何とか均衡がとれる持続可能な経済を進めようとしていると思われ

その点は特に注目しているが


政治に於いて このような基盤からの話を聞く事は

なかなか無い



私の努力不足もあるかと思ったが そうであれば

今の社会構造ではその声が  一般人に届かないという事でもあるだろう




そうではなく

「他国も同じ考えだとしたら意外とそれでもいいと思う」藤井氏が漏らしたように


とにかく今は脇に置き 立て直そうという趣旨で

地球にも人にも変わらず無理をさせようとする政治家ばかりなら

その先はもう立ち行かない



東京都心部の大開発では地球温暖化が二倍の速さで進み

熱汚染とさえ呼ばれているように

様々な問題が 各地で表出し続けているのだから





また 藤井氏が「国民所得の総計」と言い放った GDPについて


デービッド・アトキンソン氏は(疑問符が付く主張も多いけれど)

政府の調整は内部留保・預貯金・配当に回り 循環しないから伸びないと話し



同様の趣旨で小川氏は

現GDP値は国民一人あたり年収500万円に換算でき

それを(子供やリタイアした年代を除く)勤労者のみで考えれば1000万円を超える規模だが

国が支払う借金の利息

(※金融所得)・家賃(※不労所得)・企業収益(配当・内部留保を含む)が多額で


大きくしわ寄せされた結果 多くの国民が低賃金しか得られていないという悪循環を

わかりやすく説明した




 

ざっくりまとめてしまえば 小川氏は


平等な受給による再分配の強化は 全員が痛みを伴う部分もあるわけだが


応急処置だけを続けても病は治らないのだから

時代に即して切り込む事から


過不足の少ない公平な社会を目指しているのだろう






それを甘いと断じるのではなく


その軸を基にそれぞれが考え

試行錯誤の中にもできる事で支えて行けば



希望が芽吹き 花開き 実を結び





地球が迎えている人口減の現象の中で

世界をリードする事に繋がるのかもしれない









 

 


 

昨年末 起床してすぐや 昼食を摂っている時など

鼻血が流れそうだと気付いて 押さえる事が続き 

 

受診時に尋ねると 私の体重に対して一般成人の量では多いと診断され

その前の受診で半量になっていたのに 以降は更に成分を半減した処方となった

 


血栓を防ぐ抗凝固薬の種類や量を変えるのはリスクが高く

それでも脳梗塞が繰り返されるようであれば

左心治耳閉鎖という手術も行われるという話も

小耳に挟む


 

 


同日受診の もう一方は

腫瘍マーカー値が前回は下がっていたため 次の検査予約は間隔が長めになったのだが

その後担当医から電話があり ( 総合病院の担当医直電とあって 少し身構える)

今回また数値が上がっていた事を伝えられ 結局 検査日は繰り上がった

 

また この冬はレイノー症状が格段に悪化し

各所での手指消毒は冷え切った指に追い打ちをかけ ずっと続いた空気の乾燥にダメ押しされ

両手は無残な状態となり この時期はうまく動かない時もあって

ひと月の間に食器を2つ割ってしまったりと

 

言い出せばきりがないけれど

 

 

 

誰もがなんだかんだ抱えていて

それぞれに対峙しているんだし

 

 

私も自身で改善できる生活を続ける中で

少しでも泰然自若の境地に近付いて行きたいと思う

 

 

 



 

描く方はと言えば

 

決め手を模索しながら複数を進めている事もあり

描き終えてひと月ほど経ってしまったこちらを

ようやくアップするに至った

※画像を2 ,3回クリックすると

大きい表示になります



Yuzuru Hanyu 4 ー SomeDay ー








最後になりますが 迎えたこの年に


羽生さんはもとより

みんなの幸せが少しでも増え



希望あるこの先に繋がって行く事を




願ってやみません